キックボクシングで会社を興した、格闘技のド素人。PROJECT SPORTS EVENTS

キックスロードとは

株式会社ブシロードと新日本キックボクシング協会の小野寺力が提携し、2016年9月に旗揚げされたキックボクシングの新イベント『KNOCK OUT』。株式会社キックスロードは、その運営会社としてブシロードグループに設立された新会社である。

キックで事業を立ち上げるために、
退職も覚悟していました。

当時働いていた新日本プロレスで、プロレス以外の格闘技事業の可能性を模索する中で、キックボクシングに出会いました。社長に、キックボクサーの小野寺力選手とつないでもらい、2人で市場調査を開始したのですが、そのときはいったんボツになったんです。でも、小野寺選手は諦めていなかった。それからも私に多くの選手を紹介してくれました。世界レベルの実力を持ちながら、競技一本では食べて行けずバイトを掛け持ちする選手たち。それでも、キックへの愛は揺らぐことなく一心不乱に練習に励んでいる。そうした姿を見るにつれて、事業化への思いがますます強くなっていったんです。会社でNGが出るなら自分でやればいい。「退職します」と社長に報告に行った翌日、「それならブシロードでキックやろう」と言われたんです。それが2016年の5月のこと。8月には会社を登記し代表に就任し、12月には最初の格闘技イベントを開催。あまりに忙しすぎて、そのときの記憶はあまり残っていません(笑)

『ROAD TO KNOCK OUT』は
選手やお客様と一緒に成長します!
という宣言です。

会社登記を発表する記者会見の同日に試合もやることが決まっていたのですが、私には格闘技イベントを主催した経験なんてありません。新日で担当していたのは、キングオブプロレスリングというカードゲームの運営でしたから。当然、リングをどこで借りればいいのかもわからない。本当に大変でした。キックスロードはまだまだ未熟な事業。選手も会社も、そしてお客様も一緒に力を合わせないとメジャー競技にはならない。そこで2017年の5月には『ROAD TO KNOCK OUT』というイベントを開催したんです。すべてが『ROAD TO…』、つまりまだ道の途中。選手のサイン会やTOKYO MXの公開収録、撮影ポイントの設置など実験的な取り組みを多数実施しました。規模は小さかったけれど、お客様も選手も運営も一緒に盛り上がれる本当に良いイベントになりました。

10年後も20年後も、
未経験のことに挑んでいたい。

今は、キックボクシングをメジャーなコンテンツにするために、やるべきことはすべてやりたいと思っています。でも、その先はまだ見えていません。社長とは食事の席で「サッカー球団をつくろうか」なんて冗談交じりに話すことも。一つだけ確かなのは、10年後も20年後も落ち着くことなく、失敗を怖がらず未経験のことにチャレンジしているだろうということ。ブシロードは、それができる会社です。だからこそ、挑戦が好きな人、たくさんの野望を持っている人には、ぜひブシロードに来てほしいんです。音楽、映像、ゲーム、スポーツなど、一つに限定せず様々な事業にチャレンジすることができる。自分の野望の実現のためにゼロから道を斬り拓くチャンスだって掴むことができる。キックボクシングの事業化に挑んだ、1年前の私のように。

STAFF

花澤 勇佑Yusuke Hanazawa

株式会社キックスロード 代表取締役

元々は千葉県で小さなWEB制作会社を経営していた。プロレス関係のサイトデザインを手伝った知人の紹介がきっかけで、ブシロードの木谷社長とのつながりが生まれる。『キングオブプロレスリング』の運営を手伝ってしてほしいという木谷の誘いでブシロードに入社。1年後には新日に出向し、商品企画や経営企画を経験。その後キックスロードの立ち上げに挑み、2016年9月より現職。

取材日 2017年 5月